| C型肝炎はインターフェロン(INF)治療により約70%治癒する時代になりました。肝臓の繊維化が進行しないうちに治療することが重要です。
60歳以上の患者様では、肝臓ガンの発生率が高くなることがわかっています。
C型慢性肝炎は、C型肝炎ウィルス(HCV)の感染により肝臓で炎症が続き、肝臓の細胞が壊れて肝臓の働きが悪くなる病気です。
HCVに感染しても約3割は免疫反応によりウィルスが自然に身体から排除されますが、残りの約7割はとくに自覚症状もないままウィルスが肝臓に住み着いて慢性化します。
慢性化すると肝臓の病変が軽いまま経過する場合もありますが、大部分は進行性です。そのため、治療しないでいると感染後10〜30年で肝硬変や肝ガンに移行しやすいことがわかっています。
自覚症状がほとんどない為、C型肝炎ウィルスに感染していることに気付かずに生活している人が多いと考えられます。
C型肝炎ウィルスの感染の可能性のある人、1度は必ず検査を受けて下さい。以下のチェック項目にあてはまる方は感染している可能性が高いと思われます。
C型肝炎ウィルス感染チェック
□ 過去の健康診断で肝機能の異常を指摘されたことがある。
□ 1992年(平成4年)以前に輸血を受けたことがある。
□ 大きな手術を受けたことがある。
□ 出産時に大量出血があった。
□ 使いまわしの針で注射されたことがある。
□ 血液製剤を投与されたことがある。
□ 長期間血液透析を受けている。
□ ボディピアスをしている。
2002年からC型肝炎ウィルスの検査が住民健診で出来るようになり、肝機能異常を指摘されたことのある人を対象とした、40歳以上を対象に5歳刻みの節目健診が開始されました。
緊急肝炎ウィルス検査(B型・C型肝炎検査)を当クリニックで平成21年3月31日迄無料で受けられます。詳細はお問い合わせ下さい。
ウィルスのタイプやウィルスの量によって、インターフェロンの治療効果が異なりますが、約60〜90%の治癒が期待できるまでになりました。
現在の治療は週1回のインターフェロンの注射となっており、患者様の負担が軽減されました。
血液検査の結果をみながら、薬の投与量を減らしたり、治療を休んだりするかどうかを検討し、副作用の出現を最小限にすることができます。
よくみられる副作用は、インフルエンザのような症状です。治療中及び治療終了後1ヵ月は必ず妊娠をさけるため避妊をして下さい。また、授乳も避けて下さい。 |